ケース2

各種専門家とのコラボレーションにより、
相続という問題にワンストップで対応します。

~ある資産家兄弟のケース~

ある方を通じて相続に絡んだ相談を受けました。
クライアントとなる兄弟(相続人)は複数の不動産を相続したが、相続開始から数ヶ月がたっても、遺産分割の話し合いはおろか、相続事務手続きさえ一向に進まないのでどうしたら良いか?という内容でした。

相続した不動産は店舗、アパート、月極駐車場、等の様々。
納税のための現金はどうにか準備できる目処はあるが、相続税は少しでも安くしたい、今後不動産をどのように遺産分割するのか、その相続した不動産をどうすべきか…等々全てが漠然としているようでした。

相続不動産の中の4物件がアパート。
維持管理状態は非常に悪く、空室率が50%以上と信じがたい数字でした。
建物の築年からしても新たに資本投資を行ったところで入居率の改善は見込めそうもありません。
売却するにしても境界が不明瞭なものもあり、仮に売却するにしても、このままでは買い手がつくとは思えませんでした。

相続発生後には様々な事務手続きをはじめ、各種専門家の選定・依頼、特に複数の不動産の相続になると、公平な遺産分割、その後の活用方法の検討等、相続人は何から始めて良いのか全くイメージができなくなってしまいます。
そこで当社が行ったことは……。

Phase1:不動産の価値の把握

  • 相続不動産の調査、収益性チェック、資産価値の査定(不動産のデューデリジェンス)
  • 相続資産の運用方法の検討(査定額等を踏まえて売却、継続所有の提案)→Phase2へ
  • 作業内容を整理し、各専門家(不動産鑑定士、税理士、司法書士、土地家屋調査士等)を選定し業務を依頼
  • 各種専門家とのパートナーシップによる問題点の整理・解決

Phase2:有効活用 査定結果を踏まえ、今後の相続不動産の処分・管理を含めた有効活用の内容についての提案

(売却を決めた物件については……)

  • 建物付での売却か更地化売却か等の“売り方”の検討
  • 現賃借人の立ち退き交渉及び移転先選定
  • 建物解体の手配及びコストのチェック(合見積もりにより解体業者の選定)
  • 必要となる作業を洗出し、各種専門家への業務依頼(地積測量、登記事務等)
  • 地元不動産業者とのパートナーシップによる売却先等の検討